ランディング(Flagpole)

2009年4月16日

パスポートが戻って、こうなったらさっさと手続きをしてしまおうということでダーも午後半休を取り、先週末に行ったCrescent Beach近くの国境(Peace Arch)までクルマを飛ばしてきました。
空いていればいつも40分くらいで行けるところ、やや混んでいて50分ほどかかりました。

国境で並んで待つこと30分。
「ランディングに来ました」
と言うと、アメリカ側のオフィサーに
「どこかに行く予定ありますか」
と聞かれ
「どこへも行かないですぐに戻りたいと思ってます」
と言うと
「ああ、じゃあFlagpoleだね。ではそこにクルマを停めて、オフィサーの指示に従ってください」
と言われました。
ダーも知らなかったらしいのですが、「Flagpole」とはアメリカに入国せず、そのままカナダ側に出てくること。
つまりダーいわく、「旗のポールのまわりをぐるりと回る」のに似ていることからそう呼ばれているのじゃないだろうか、とのことでした。
この「Flagpole」パターンでランディングをする場合は、普通の国境越えのように費用を払う必要もなく、指紋を取られることもありません。

指示に従ってまたクルマに乗り、そのままくるっと今度はカナダに入る側の国境の列に並びました(ちなみに、途中割り込みさせてくれます)。
その後カナダ側の建物に入り、5分ほどの手続きを済ませて終了。

オフィサーによって質問されることが違うらしく、わたしの場合は生まれた場所、現在の住所、「どこかの国から入国を拒否されたことがあるか」、「犯罪を犯したことがあるか」などを聞かれました。
そこで引っかかっていたらそもそもここにはいないんですけど、と言ってやろうかと思いましたが、やめておきました(笑)

ダーの同僚に
「所持品リストを持って行った方がいいよ」
と言われていたので、簡単なリストを作って持って行きました。
わたしの場合は日本から入国しているわけではないため、これまでにすでに持って来ている荷物より、今後日本からカナダに送りたい荷物(特に電気製品や大型の荷物)があれば、ここで告知しておくと税金がかからないとのこと。
特にはないかなあと思いつつも、万一何か送りたいときがあるかもしれないと、洋服、寝具、キッチン用品など適当に金額を書いて出しておきました。

せっかくここまで来たからには、先日見つけたベーカリーのFieldstone Artisan Breads(記事はコチラ)に寄って、目をつけていたSour Cherry Frangipane Tarteのホールをお祝いに(?)買ってもらいました。
予想通り、激しく美味しかったです。
ダーはアーモンドが嫌いなので、これからわたしが一人でせっせと食べます(食べてばっかり)。

というわけで無事ランディングも終了し、晴れてpermanent residentとなりました。
これまでずっと縁のあったヨーロッパならともかく、カナダで永住権を取るハメ(?)になるなど、それこそ夢にも思いませんでした。
人生何が起こるか本当にわかりません。

4 コメント:

BiNgO さんのコメント...

おめでとうございます!
ビザの苦労、痛いほど分かるので自分の事のように喜んでいます。
もうビザが取れたので必要ない豆知識かも知れませんが、Flagpoleの場合車を国境手前に止めて徒歩でアメリカ国境へ行き、カナダに戻ると待ち時間ゼロ!ですよ。(私はいつも徒歩!)
本当、おめでとうございます。
今日はゆっくり寝れますね!

christina さんのコメント...

祝・ランディング!
おめでとうございま~す。
私は次のビザの更新が2011年…それから永住権の申請となります。
ビザの申請に関しては、私本人より主人のほうが神経質のようで、緊張しております。
お祝いのタルト、美味しそうですね。
最近、主人のメタボ対策のためドライフルーツしか家に置いてないので、食べたくなってしまいました。
午後からケーキ買って来ようかな。

shoot604 さんのコメント...

>Bingoさん
いやーありがとうございます。
この苦労ってほんとにやったことがある人にしかわかってもらえないですよね。
なんだか嬉しいよりどっと疲れました。
あ、そうなんです、オフィサーの人にも「歩いた方が早かったねえ」と言われました。
ダンナも「あ、そりゃそうだった」という感じでした(笑)

shoot604 さんのコメント...

>christinaさん
ありがとうございます!
なるほど・・・ドイツの永住権の申請っていうのはどのくらいの時間がかかるものなんでしょうかね?
カナダでこんなに見た目がきれいなタルトが見つかるのは稀なので、すごく嬉しかったです。
だいたい何でもぐちゃぐちゃーっとした感じなので(笑)
ドイツのフルーツケーキが懐かしいなあ。