変な日本語

2008年9月8日

夫婦間のコミュニケーションで、ダーだけが母国語を使い、わたしが英語を話さなければいけない、というのは不公平だといつも思ってしまう。
一番の理想は「お互いの母国ではない場所に住み、お互いの母国語ではない言語でコミュニケーションをする」というものなんだけれど、まあ現実的にはそうもいきません。

とりあえずダーに日本語を習わせようかと思ったりもするのだけれど、5歳児なみに落ち着きのないダーがじっと座って勉強する姿がどうしても想像できず。
本人はわりとやる気はあるみたいなんですが。

というわけで、何かを英語で説明するのが面倒だったりするときは、ダーがわからなくても日本語でしゃべったりしてウサを晴らし、ダーはそこから変に単語を拾っていくので、妙な日本語で会話をすることに。

たとえば
「ちょっとちょうだい」
という言葉、ダーは「ひとくち欲しい?」という意味で、自分が食べているチョコレートなどをわたしに差し出して
「チョットチョウダイ?」
と聞いたりします。

肩が凝っていてマッサージをしてほしいとき、凝っている部分を指さして
「クダサイ!オネガイシマス!」
と言ったりします。
「肩凝り」と「肩揉み」を間違えて
「カタコリ、クダサイ!オネガイシマス!」
と言うときもあります。

お礼を言うときは丁寧に
「アリガトウゴザイマース」
と言います。

朝、起きぬけに寝ぼけて「オハヨウ」を間違えて
「オカエリ~」
と言うこともあれば
仕事から帰ってきて「タダイマ~」と言うところを自分で
「オカエリ~」
と言ったりします。

わたしが
「今何時?」
と日本語で聞くと、どんなに寝ぼけていても日本語で答えようと努力していて
「うーん、ロクジ、うーん、シジュウ、うーん、シ・・・(6時44分と言いたい)」
と一生懸命うなっています。

知っている数少ない日本語の単語だけでヘンテコな歌を作り
「モシモーシ、オサルチャーン、アナタノ、オシリハ、オオキイネェ♪」
と得意げに歌ったりもします。

先日なぜか急に
「『wife』って日本語で何て言うの?」
と尋ねるので
「うーん、いろいろあるけどまあ『奥さん』かなあ」
と答えたところ
「オクサン!オクサン!」
と、どこかのセールスマンみたいにわたしのことを呼ぶようになりました。

おもしろくて放置しているんだけれど、きちんとした日本語を習わせるべきかしら。

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