Powell Street Festival

2008年8月7日

先週の日曜日、Powell Street Festival(パウエル祭)を覗いて来ました。

パウエル祭は日系移民100年祭をきっかけに始まった日系移民によるお祭りで、今年で32回目を迎えるそうです。
日系カナダ人の歴史と深い関わりのある、かつての日本人街・パウエル街のあったOppenheimer Parkという公園で、毎年開催されています。
和太鼓の演奏、日系人ミュージシャンによる演奏、神輿、相撲のトーナメントやスイカ割り、「パウエル街の歴史ツアー」などの催しものが盛りだくさん、日本の食べ物の屋台もいくつも出ていました。

治安の良くないバンクーバーのイースト・サイドで開催されているにもかかわらず、予想外にものすごい混雑で、たこ焼きの屋台などは大行列でびっくりしました。

上の写真は「Yakimochi」と売られていた、砂糖醤油の磯辺焼き。
下は白い箱に「Omanju」と表示されていたもので、どんなものかと思い買ってみたら、こんな感じでした。
中身は黒こしあん。
両方とも美味しかったけれど、やや甘すぎたような。
日系人も味覚がずいぶんカナダよりに(笑)

食べてばかりで会場の写真をまったく撮らなかったのですが、CBCのフォトギャラリーはコチラ:
http://www.cbc.ca/bc/photogallery/template.html?dataPath=/photogallery/regions/bc/gallery_1452/xml/gallery_1452.xml

ところでパウエル祭を語るにはバンクーバーの日系カナダ人の歴史について語らなければ意味がないのだけれど、第二次世界大戦が始まって人々が強制移動させられるまで、この日本人街は相当に賑わっていたようです(名物食堂や銭湯などもあったとか)。
第二次世界大戦後に戻ってきた日系人によっていくつかの日系コミュニティは復活したものの、それでも戦前の規模には及ばず、1980年以降このあたりはバンクーバーの発展から取り残され、治安も悪化していったそうです。

ブラジルやドミニカ共和国の移民問題についてはけっこう興味があって本や資料を読んだりしていたのに、カナダのことはまったく知らなかったわたし。

だいたい日本に入ってくるのはアメリカの情報ばかりで、それ以外の国の情報が少なすぎる(言い訳か)。



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